2014年8月7日木曜日

サハリン鉄道2014-5:ノグリキ探索編(2)

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サハリン鉄道2014-1:稚内ーコルサコフ
サハリン鉄道2014-2:ユジノサハリンスク周辺
サハリン鉄道2014-3:ユジノサハリンスク-ノグリキ寝台列車
サハリン鉄道2014-4:ノグリキ探索編(1)
サハリン鉄道2014-5:ノグリキ探索編(2)

さてノグリキ駅についた。この日のノグリキは大雨という予報だったので荷物に簡単な傘を入れておいたのだが、さいわい予報は外れてまずまず青天だった。
前日に少し降ったのかもしれない。
ちなみに、これは駅前通りである。右側に駅がある。
○○さんは、駅から近い所に民宿を見つけて、今日はここに泊まるらしい。僕も、荷物を少々持って来すぎていて、街まで歩くには重いと思ったので、片方の荷物をここで預けた。○○さんが今夜泊まるという部屋も見せてもらったが、部屋の中はとても綺麗にしてあった。写真を取らせて貰うのを忘れた。
駅から国道に沿って中心街に向かって歩く。この当たりは街としての建設途上というような感じで、工事に使う大きな車両が行き交っているが、側道の幅がちゃんと取ってあって、歩くときに危なっかしく感じることはなかった。
20分位歩いたところで、ノグリキ川にかかる橋を渡る。この辺りからぼちぼち、賑やかな雰囲気が感じられてくる。たまにブナのようなのが居るので、虫除けを持っていくべきである。
タンポポがそろそろ終わるようだ。
ノグリキのメインストリート
ロシア風の教会である。
ノグリキ市街の入り口に勝利公園がある。後ろに見えているピンクの建物は、スポーツセンターらしい。webで2001年に撮られた写真を見つけた。(追記:いつの間にかリンク切れになってしまっていて悲しい。)この時はまだスポーツセンターは無かったようだ。ここから北方民族博物館までは、さらに20分くらい歩く。
建物はどれを見ても質素だが、花壇はしっかりしている。
民家
バスが走っている。
野良犬。あちこちにいる。一見こわいし、実際かまれたらこわいので、遠巻きにして、どこかへ行くのを待つ。見ている分には可愛らしい。
北方民族博物館。普通の家かと思った。入館料90ルーブルである。僕達が入っていくと学芸員のおじさんが、他の訪問客の数人に向かって、北方民族が祭りの時に使っていた楽器の演奏の仕方を熱く語っている最中であった。
北方民族の習俗、彼らの着ていた衣類や、使っていた道具が展示されていて、ほかには、ロシア人形、ロシア各都市の風景を描いた絵、などがあった。ふうん、と思って帰ろうとすると、博物館を出たところで学芸員のおじさんが追いかけてきて、「とって置きの展示があるから見ていけ」、というような感じの事を言って連れ戻される。そこで我々が何を見たかはここには書かない。ぜひご自身の目で確かめていただきたい。

2014年8月6日水曜日

サハリン鉄道2014-4:ノグリキ探索編(1)

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サハリン鉄道2014-5:ノグリキ探索編(2)

午前6時半にノグリキに着いた。その日の予定は、夕方18時のユジノサハリンスク行き列車に乗って帰る、ということ以外には何も決めていなかったのだった。
駅に着いたら何かしら有るだろうと思っていたが、何もない。市街地は駅前から4-5キロ程離れたところにあるらしい。仕方が無いので、バスに乗ることにした。
一緒の列車に乗ってきた人は大勢いたので、ついていけば市街地に行けるのではないかと思ったが、彼らの多くはバスではなくて迎えの車を待って自家用車で市街地に向かうようだった。バスは駅前から出ているらしいが、一体どれがバス停か分からなかったので、運動も兼ねて適当に道を歩いてみた。
前日は一晩中列車に乗っていたわけだが、列車の場合は飛行機とかとは違って、寝られるし動き回れるので、それほど体も凝らず、つらくはない。それにしても、8月の涼しい朝の田舎道を散歩するのは心地が良い。駅から1-2キロほど歩いたところで、停車場マークらしい物を見つける。
ついでにネコも見つけた。
いつまで経ってもバスが来なかったので、待っているうちに便所に行きたくなった事もあり、一旦ノグリキ駅に引き返した。そもそも言葉が分からないので、バスを見かけたとしても、どこを目指すのかわからないのだった。もし市街ゆきではなくて都市間バスに乗ってしまうと、いろいろ面倒である。ユジノサハリンスクで乗ったタクシーの運転手さんが言っていた意味がちょっと分かった。
というわけで、2人で相談をして、しばらく途方に暮れることにした。さいわい、携帯wifiを持ってきていたので、適当にツイッターを見て時間つぶし等をする。駅の売店には水も売っている。
そうしていると、さっき自転車で北に向かった○○さんが自転車で戻って来られた。途中でパンクしたという事で、今日はここに泊まって、ノグリキの街へ買い出しに出かけるということだった。これは渡りに船と思い、市街への道をついていく。みちみち、彼が十数年前に来た時の記憶を交えて町並みを解説してくださる。要するに、国道へ出てしまえばあとは一本道らしい。所々に野良犬がいるが、少なくともこちらから何か仕掛けなければ危険というほどでもないという事であった。
今回通った道。赤いほうが最初に試した道で、これは失敗だった。青いほうが市街地へ向かう正しい道。
駅周辺を拡大。

2014年8月5日火曜日

サハリン鉄道2014-3:ユジノサハリンスク-ノグリキ寝台列車

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ユジノサハリンスク - ノグリキ

ユジノサハリンスク鉄道駅は、レーニン広場のすぐ隣にある。駅舎に入るときに金属探知機の中をくぐらされるのだが、横に荷物を置くような場所もないので、パソコンをバックパックの中に入れたまま通ると当然音が鳴る。しかし、係員の皆さんを見ると、進んでよし、という様な指示をしているのでそのまま通り抜ける。
ユジノサハリンスク駅前は駐車場である。舗装がところどころ怪しいので、注意して歩く。
ユーラシア・ホテルの隣はすぐに駅のプラットフォームになっている。写真では右端に窓枠が見えている。窓から下を除くと、荷物を抱えた乗客や駅員の皆さんが歩いているのが見える。
夜の駅
この写真を撮った日は曇っていた。晴れていたら、もうちょっと印象が違ったかな。
ユジノサハリンスク駅の待合室。飲み物とかも売っている。 長距離列車に乗る人たちは時間に余裕を持って駅に来るので、乗車時刻の30分くらい前になるとまあまあ混み始めてくる。早めに駅に行かないと、椅子がなくなることもある。つねに先手を打って行動することが鍵か。
待合室から階段を降りて行ったところにトイレがある。入口にお姉さんが座っている場所があって、15ルーブリ払う。
鉄道に乗り込むところ。今回は2等車コンパートメント(片道9900円)に乗りました。開放寝台の3等車というのもあって、そっちは片道9200円らしい。
2等車のコンパートメントは4人で使う。僕達と一緒に、軍隊のような格好をした人たちが乗ってきて、そのうちの2人と同室になった。ツーリスト?ジャパン?と話しかけられたので、僕は、ツーリスト。ジャパン。と答えたが、その後が続かずに日露交流の機会を逃した。もったいないことをした。
客室内には、二段ベッドに上がるための足場がある。今回乗ったのは2等室であるが、隣の車両の3等室はどうなっているのだろうと思って覗いてみようとした。しかし、残念ながら列車の端は閉じられていて、隣の車両には乗り移れないようになっていた。車内の換気については、窓が開く部屋と開かない部屋がある。僕達は往路は窓が一部開く部屋、復路は開かないハメごろし窓の部屋を宛てがわれた。コンパートメント横の通路の窓は一部開くようになっているので、そこに出ると新鮮な空気を吸って気分転換できる。とにかく冬の寒さに耐えられるように作られているようである。
車両の横
列車に乗り込む人々。
発車すると、すぐにユジノサハリンスクの市街から抜け出し、原野をゆく。こんな世界の果ての辺境にまで漏れ無く草木が生えているのについつい驚く。かつて工場だったような形をした廃墟が、路線沿いにポツポツと見受けられる。
上のベッドでは兵隊さんたちが何やら話しているので、我々も適当に雑談をする。雑談のねたが尽きた後は、僕は持って来ておいた中国史に関する本を読む。明末の満州と、その後の清の興隆について多少詳しくなった。
途中からはずっと海沿いを走る。たまに小屋があって、人間の気配を感じる。昔はこの辺りは日本帝国の領土だったので、返還運動をやろうという声があるのだが、では実際に帰ってきたとして、ここに住んでみろと言われると困る。寒いのはまだ我慢するとして、遊ぶ所もないし、クマは沢山いるし、すぐに攻め込まれそうだし・・・
旧国境の北緯50度線を通るときに写真を撮ってやろうと思っていたが、生憎そこを通過するのは真夜中だった。翌日も動かねばならないので夜の写真は諦めて、多めに休養を取ることにした。水を沢山持って来ておいて良かった。


翌朝6時30分に、ノグリキに到着しました。涼しい。そして、さわやかな風。

2014年8月4日月曜日

サハリン鉄道2014-2:ユジノサハリンスク周辺

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フェリー港のあるコルサコフからユジノサハリンスクまでは30キロくらい離れている。僕達はあらかじめユジノサハリンスクまで運転手付きの車を頼んでおいたが、フェリーの船室で一緒だった人達はユジノサハリンスクまでバスを使うと言っていた。
港が見えるか見えないかの頃から大勢の乗客が出口に荷物を持って並んで待っていたので、随分と気が早いんだなと思っていた。しかし船が着いた後で分かったのは、乗客を降ろす際には客を25人位ずつに細かく分割して、一台しかないシャトルバスで入国審査場まで何度も往来して運ぶのである。そのうえ入国審査場でも、二個しかないゲートを使ってゆっくり審問をするものだから非常に時間がかかってしまう。旅行の時間を節約するためにも、船が着くだいぶ前から下船口に並んでおいた方が良いのである。
さて僕達は、どうせ遅れるならゆっくりして最後に出ようと決めて、のんびり最後まで待つことにした。入国審査を無事に終えて外に出たときには、コルサコフの港に船が着いてからはもう二時間くらい経っていて、同じ船室で来た日本人の人々はとうに居なくなっていた。 運転手はオルガさんという女性の方だった。旅行社からは、運転手は簡単な英語が出来ます、と聞いていたのだが、このオルガさんは日本語を話せる人だったので会話は楽ちんだった。
コルサコフからユジノサハリンスクへは一本道である。このあたりはアニワと言う港湾である。オルガさんが日本語で地理を案内してくれる。「ここはいっぱいサカナが取れるんです。たとえば、きゅうり、エビ、カニなどのサカナが取れます。」云々。キュウリが何だったのかは謎である。
僕達の方からはお土産について、サハリンに来た時には何を買って帰るのが良いか等を訊ねる。「女性の名前が付いた○○というチョコレートが名高い」という情報を得たが、肝心の○○の部分をすぐに忘れてしまった。途中で野良犬が横から飛び出してきて、急ブレーキを掛ける。シートベルトはしっかりと着けておくものである。
写真で真ん中の青い文字が書いてある所がユーラシアホテルである。左右は食物を売っている店である。ここに到着したとき、オルガさんが唐突に「隣はファーストフード屋ですが、ここは食べないでください」と言った。食べるなと言われると食べて見たくなるものだが、忠告には従うべきだと思い、空腹を我慢して、南のスーパーマーケットまで15分くらい歩き、夕食に水、サンドイッチ、クルミパンを買った。
ホテルにはエレベーターがあるが、開いたり閉まったりする度にガチャン・ガチャンと怪しげな音がするので、安全策を取っておもに階段を使うことにしていた。
これがその階段である。埃っぽい原因はどうやら、下に敷いてあるカーペットのようだ。ここで暮らすとしたら、まずは空気清浄機をつけたい。
部屋はやや暑い。ただベッドが柔らかだった。
宿泊プランには朝食が付いていたが、ホテルの中に食堂があるのではなくて、2-3分ほど歩いた場所にある別の建物の1階にあるレストランに行って食べるという決まりになっていた。朝になったので行ってみると、簡単な洋食が置いてあった。この日どこへ行くか等の話し合いをしながらぱくぱく食べていると、頃合いで給仕のお姉さんがアップルパイの様なものを持って来てくれた。
朝食を食べ終わったあとホテルに帰り、夕刻の発車時刻までは街をうろうろすることにして、まずガガーリン公園を目指すことにした。地図を見るとホテルから公園までは片道2-3キロある。往復とも歩くと疲れてしまいそうだったので、ホテルから公園まではタクシーを使うことにした。
鉄道
教会である。もともとは、ここの近くにある博物館を見に来たのだが、当初の予想では近くまで行って歩いているうちに自然と目につくだろうと思っていたのが案外高い建物が多くて視界が遮られてしまい、最後は博物館にたどり着くのを諦めた。勿体無かった。
いらかの波
ガガーリン公園から30分程歩き少々疲れたので、たまたま見つけた喫茶兼パン屋のような場所に入った。テーブルと椅子が3組ほどだけ置いてあった。メニューはロシア語で全然読めないが、コーヒーの種類のリストに"アメリカン"と読めそうな文字列があったので、それを指さして注文する。後はチョコレートケーキ等。コーヒーが美味かったのでもう一杯飲む。たしか一杯60ルーブル位だったと思う。
小雨が降ったり止んだりの天気であった。パン屋の中から 、鳩が日なたで羽根を乾かすのを見ていた。ユジノサハリンスクは街並みはまったく欧風ロシア風であるが、鳥や動植物は見慣れたものも多くて少し不思議な感じである。
コーヒーと水を飲み過ぎたのでトイレに行きたくなった。喫茶店ではトイレを貸してないというので、携帯電話で左のグーグル翻訳を見せながら近くを歩き回って、どこかで用を足せないか探す。なかなか便所が見つからなくて焦ったが、最後には近くのホテルで貸してもらえた。あとで○君に「まったく、あの場面で漏らしてたら先輩としての威厳が傷つく所だったよ」と言うと「いや漏らしてしまった場合には、先輩とか後輩とか関係なく一般に人間としての価値が疑われますよ、」という厳しいコメントが付いた。
駅の横には立派な機関車が置いてある。SLにはあまり詳しくないので有り難みが分からなかったが、キット何か由緒のある車両なんだろう。