2014年8月6日水曜日

サハリン鉄道2014-4:ノグリキ探索編(1)

他記事一覧:
サハリン鉄道2014-1:稚内ーコルサコフ
サハリン鉄道2014-2:ユジノサハリンスク周辺
サハリン鉄道2014-3:ユジノサハリンスク-ノグリキ寝台列車
サハリン鉄道2014-4:ノグリキ探索編(1)
サハリン鉄道2014-5:ノグリキ探索編(2)

午前6時半にノグリキに着いた。その日の予定は、夕方18時のユジノサハリンスク行き列車に乗って帰る、ということ以外には何も決めていなかったのだった。
駅に着いたら何かしら有るだろうと思っていたが、何もない。市街地は駅前から4-5キロ程離れたところにあるらしい。仕方が無いので、バスに乗ることにした。
一緒の列車に乗ってきた人は大勢いたので、ついていけば市街地に行けるのではないかと思ったが、彼らの多くはバスではなくて迎えの車を待って自家用車で市街地に向かうようだった。バスは駅前から出ているらしいが、一体どれがバス停か分からなかったので、運動も兼ねて適当に道を歩いてみた。
前日は一晩中列車に乗っていたわけだが、列車の場合は飛行機とかとは違って、寝られるし動き回れるので、それほど体も凝らず、つらくはない。それにしても、8月の涼しい朝の田舎道を散歩するのは心地が良い。駅から1-2キロほど歩いたところで、停車場マークらしい物を見つける。
ついでにネコも見つけた。
いつまで経ってもバスが来なかったので、待っているうちに便所に行きたくなった事もあり、一旦ノグリキ駅に引き返した。そもそも言葉が分からないので、バスを見かけたとしても、どこを目指すのかわからないのだった。もし市街ゆきではなくて都市間バスに乗ってしまうと、いろいろ面倒である。ユジノサハリンスクで乗ったタクシーの運転手さんが言っていた意味がちょっと分かった。
というわけで、2人で相談をして、しばらく途方に暮れることにした。さいわい、携帯wifiを持ってきていたので、適当にツイッターを見て時間つぶし等をする。駅の売店には水も売っている。
そうしていると、さっき自転車で北に向かった○○さんが自転車で戻って来られた。途中でパンクしたという事で、今日はここに泊まって、ノグリキの街へ買い出しに出かけるということだった。これは渡りに船と思い、市街への道をついていく。みちみち、彼が十数年前に来た時の記憶を交えて町並みを解説してくださる。要するに、国道へ出てしまえばあとは一本道らしい。所々に野良犬がいるが、少なくともこちらから何か仕掛けなければ危険というほどでもないという事であった。
今回通った道。赤いほうが最初に試した道で、これは失敗だった。青いほうが市街地へ向かう正しい道。
駅周辺を拡大。

0 件のコメント:

コメントを投稿