
次は、奈良県の明日香村に行きました。HW君からニッポンの田舎に行きたいというリクエストを貰ったので、僕自身も前から探索してみたかった飛鳥地方を訪れることにし、ここで年越しをすることにしました。

ホテルウェルネス大和路に泊まりました。HW君は自動車で5分ぐらいのところにある飛鳥ゲストハウスに泊まりました。HW君がベジタリアンだということをゲストハウスの人に伝え忘れていた。ご迷惑をおかけしてすみません。

ホテルに夜着き、次の朝は早く起きたので、近所の山田寺へ。ここは、高校で日本史を勉強すると、”山田寺回廊”とか”興福寺仏頭(もと山田寺本尊)”という具合に変なフレーズと一緒に現れてくるので興味があって、いちど現地を見てみたかった。ちなみに今回は年末ということもあって、山田寺回廊が保存されているという飛鳥資料館には行けなかったのだが、仏頭のほうは奈良市を回ったときに興福寺宝物館で展示してあったのに会えた。

これが山田寺。

どこかにお寺の由来を紹介した標識か何かはないかと目で探していると、少し離れたところにそれらしい物が。

朝の山田寺。

ホテルで一日1000円の貸し自転車を借りて、HW君と二人で飛鳥を探検します。今回は、おもに飛鳥地方東側の見どころをたずねることにしました。最初はホテルから南に向かい、石舞台古墳を目指します。その後、橘寺、飛鳥寺へ。

出発。

田舎道を走る

自転車用の道もちゃんと整っていて走りやすい。

HW君に、なんで道の横にこんな大きな溝があるの。と聞かれたが、たしかに飛鳥の道の横には用水路が多い。それはきっと田んぼや畑が多いからだろう、という答えをした。こけないように注意して自転車を走らせる。

車の走る道から少し離れて、用水路沿いの自転車道をゆく。あちこちで藁を燃やしていて、煙が上がっていて、懐かしい匂いだ。

この時点でHW君に初めて、ここはニッポンの歴史で最初にできた首都なんだよ、という解説をして驚かせた。

途中に坂道もあったりする。

さっきの坂道。

石舞台古墳を目指していたのだが、ちょっと道に迷っているときに岡寺を見つけた。ここも由緒のあるお寺らしいが、とりあえず古墳のほうに向かう。

古墳についた。

こんな感じ。

自転車をこいで疲れた。ホテルを出発してからここまで一時間弱かかった。

駐輪場はすいていた。

古墳の前には休憩所がある。スタンプラリー用スタンプと、トイレ。あと自販機が充実していて、アイスモナカを買って食べた。

スタンプ。

古墳の作り方。「早くから石室を覆っていた盛り土が失われ・・・」というくだりは少し悲しい。作り方の図も載っているが、古墳ができて千年以上経っている訳なのでいつかは崩れるのじゃないかと思わなくもない。いちおう古墳の横には石の上に登らないようにという注意書きがしてある。

この2枚の写真を左右ボタンで高速で切り替えてペコペコしてください。。ちょっと立体的に見えたら嬉しいです。

古墳を近くで観察するには大人250円がかかるが、遠くから見るだけでもいいなら近くの丘に見晴らしのいい場所がある。パンフレットによれば、石舞台古墳に使われている石の重さは推定2300トンである。ほかの物にたとえるならば、スペースシャトルが打ち上がるときの重さと同じぐらい。そう言われると、重そうな気がしてくるでしょう。