
山口県、秋吉台に行ってきた。秋吉台はMine秋吉台ジオパーク(Mine は秋吉台がある美祢(みね)市のことらしい。)の一部になっている。

この地域は石灰岩で構成されており、長い年月をかけて雨による侵食が進み、穴や洞窟が形成された。
このような地形は「カルスト地形」と呼ばれるそうだ。

秋吉台周辺は、有名な洞窟が3つある。
大正洞は、秋吉台にある3つの洞窟のうちの1つである。

今回は、その3つの洞窟の中で最初に訪れた。

秋芳洞の他には、景清洞(かげきよどう)と大正洞(たいしょうどう)も近隣に位置している。

秋芳洞に入るには入口で約1,300円の入洞料を支払う必要があるが、これら3つの洞窟を巡ることができる「三洞物語周遊チケット」が約2,500円で販売されており、まとめて見学することも可能である。

説明文を配信するマグシーバーを配信している。洞窟の中では確か携帯電話はつながらなかったと思う。

他の見学者はおらず、静かで落ち着いた雰囲気だった。

洞窟内は丁寧に舗装されており、見学コースを案内する看板も設置されていた。

整備はしっかり行き届いていた。ただし階段が多く、バリアフリーには対応していないようである。

洞窟の中の地形にたくさんの地名がついている。極楽というのもある。

行き止まり。

洞窟内で特に印象的だったのは、湧き出る泉だった。
地面は硬い石で覆われており、壁も岩石でできていて、水が多い環境である。そのため、滑って転倒したり、電子機器を落としたりすると怪我や故障の原因になりやすい。安全のため、注意深くゆっくりと進む必要がある。

景清洞(かげきよどう)の名前は、平安時代末期の武将、大庭景清が戦いに敗れた後、この洞窟に隠れ住んでいたという伝承に由来しているそうである。洞窟内は温度が一定のため、暑さや寒さをある程度しのぐことができたのかもしれない。

景清洞には、入口付近だけを見て帰る「観光コース」と、さらに奥まで進む「探検コース」の2つのコースがあり、それぞれ料金が異なる。

観光コースは、非常に歩きやすいコンクリートで舗装された道が整備されており、片道約40分程度で見学できる。車椅子でも見学が可能だという話を聞いたことがある。

洞窟内にはコウモリが多数生息しており、頭上を飛び回る様子を見ることができる。

自然の息吹を感じながら、歴史と生態系が織りなす特別な空間を体験することができる場所である。

秋吉台の3つの洞窟の中で最も有名なのは秋芳洞(あきよしどう、しゅうほうどう)である。

この洞窟は石灰岩で形成されており、観光コースが整備された約1キロメートルを見学しながら歩くことができる。

洞窟内では、垂れ下がりながら成長した鍾乳石など、洞窟ならではの特徴的な構造を見ることができる。

秋芳洞の中は非常に涼しく、多くの観光客が訪れていた。
エレベーターで入口に降り立つと、2つの方向へ分かれる通路がある。まず1つの方向を探索してから入口に戻り、もう一方の通路を進むことになった。歩く距離が長く、途中で疲れを感じた。

洞窟内は入口から約100メートルほど地下に位置しており、自然が作り出した特有の空間である。

足元は濡れており、薄暗い環境のため、普段の歩道とは大きく異なる雰囲気であった。

洞窟内には川が流れており、ものを落としてしまわないよう注意しながら進んだ。川には観光客が落とした物がたくさん沈んでいるのではないか、と想像しながら歩いた。

出口で川の景色に出たときは、ほっと一息ついた。

自然が長い時間をかけて刻んだ模様の美しさを目の当たりにし、その壮大さに感動した。

今回は真夏に来て涼しかったが、晩秋の紅葉の季節に来たら、また別の美しさがあるのかなと思った。
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